スター・A・スター

しんたの育成日記(4)


◎月★日
月日の経つのは早いもので、ブルーもついにしかるべき学校に入ることになった。
が、ブルーの選んだ学校というのが・・・まさか銀河連邦アカデミーとはな。
適正から言えば確かに申し分ないし、要するに・・・カエルの子はカエルだな、うん。
先年の人事異動で、あそこの院長にはコウエンが就任したはずだから、さぞや・・・。
まあ、基本教育だけはみっちり仕込んでおいたから、ブルーのことだ。
その気になれば1年で卒業にこぎ着けるだろう。
・・・コウエンの神経がそれまで耐えれることを祈ろう。

それにしても、エディ・ユーナスが「絶対にイヤだ」と言ったのと実に対象的だ。
あの時は、「入れ」、「入らない」で派手な親子げんかをして、結局、彼は医大に入ってしまった。
ブルーの時は逆で、「行くな」、「行く」で大喧嘩・・・。
ひとり娘を心配する親心もわからないではないが、あれだけの才能をそのままにしておくのは惜しいぞ。
ブルーを部下に持つ上司が気の毒と思うなら、自分がなればいいことだし。
エルナンもそろそろデスクワークに就いていい頃だ。

ブルーに初めて会った時はどうなることかと思ったが、なんとかなるもんだ。
わたしもこれでようやく肩の荷が降りた気がする。
我ながらここ数年、よく働いた。
アカデミーは全寮制だったな。
もうしばらくは、例の封印も効いてるはずだし、ここらで一息入れても罰は当たるまい。
ブルー、次に会うときは、君が宇宙に出るときだ。
それまで、ひととき休ませてもらうよ・・・。

illustration by ゆうえい様