砂漠の果てに

あとがきに代えて

古代エジプト物語「砂漠の果てに」を読んでいただきありがとうございます。
歴史が好きで、その中でも特に古代オリエントが大好きで、たまたま出会った「ネフェルティティ」の本がきっかけでこの物語は生まれました。
出会った本と主人公が違うじゃないか、という突っ込みはしないでくださいね。
それこそが煩悩の為せる技なんですから。

古代史に詳しい方もいらっしゃるとは思いますが、この作品のヒロイン、ムトネドイェメトの出自については諸説があります。
書き始めた当時は、ミタンニ王国の王女説が一般的だったのですが、遺跡の調査が進むに連れて、最近ではエジプトの有力貴族(王族に連なる)の娘というのが有力のようです。
だからといって、書き始めたものは今更止められない!
そんなわけで、最後までミタンニ王国の王女で通させていただきました。
姉のネフェルティティにしてもしかり。
他の人物については、だいたい歴史上の人物になぞらえて設定していますが、サライだけは完全に私の作り上げた人物です。

実は、書いてるうちに一番扱いが変わっていったのがサライです。
第1章のバビロニアへ去ったところで本来終わりのはずの人物だったのが、いつの間にやら再登場して重要人物にすり替わってしまいました。
しかも最後の最後まで出てくる始末。確かに書き甲斐のあるオジサンではありましたが。

ムトネドイェメトの物語はこれで終わりです。
今回脇を固めてくれた歴史上の有名キャラ達の物語も、いつか機会があれば書いてみたいと思います。
古代エジプトには、まだまだ謎がいっぱいで、妄想の余地はたくさんありますから。
その時、またお読みいただくことがあれば嬉しく思います。


2002年9月23日 NARU
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STELLA MARIS http://narfin.com/